子供叱るな来た道だもの・・・
11月も末に入ると肌寒くなってきましたね。
暖冬、暖冬と言われてますがやはり冬になる頃には寒さも増してくるものです。
そんな寒い日には家に帰ると暖かい部屋とぬくぬくとしたベッド
わたくし、昨日あまりの寒さゆえ電気敷き毛布をだした次第です。笑
しかも、タイマー式にしてますのでベッドに潜る頃にはヌクヌクなんですよ!(*´ω`*)
朝までぐっすり。
ベッドから出たくない。
もうちょっとしたらこたつの出番ですね!
さて、先日の「温泉でのおじいちゃんのお話」でも
もう何年前でしょうか?
僕が久しぶりに「昼間っから温泉キメ込むぜ!あげぽよ!!」
って感じで地元にある小さな温泉に行った時のこと・・・
ちょうどこんな寒い季節でした。
ひとっ風呂あびてヌクヌクほっこりで脱衣場にて着替えていた時のこと。
おじいちゃん二人組が脱衣場に入ってまいりました。
(以下バリバリの大分弁ですがオシャレに変換しておりますw)
「いや〜ウチの婆さんが今年も寒くてありがてーっていうんじゃわ」
『ほー!そりゃまたなんでだい』
ーうんうん。そりゃなんでだい?気になるわこんな寒いのにありがたいなんてアホかとー
「こんな寒くなる時期まで生きられたって言うてなぁ。」
「寒さを感じられことが有難いってよー」
その時の衝撃はすごかったね。
そんなこと考えたこともなかった。
夏は暑くて当たり前。
冬は寒くて当たり前。
だから夏がくると早く冬にならねーかなと
冬が来ると早く夏にならねーかなとやっぱ思っちゃいますよね。
でもその当たり前に感じられることが「生きてればこそ」って事実。
それを有難いと感じられる婆さん。
あんたもう半分、仏さんになってんじゃね?ぐらい悟り開いちゃってるよ婆さん。
永六輔の『無名人 名語録』の中に記されている詠み人知らずのこの言葉。
子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの、
来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道
結構聞いたりしたことがある人も居られると思いますが、
ほんと、年寄りだからと笑えませんよ。
そんな風に感じられるように年を重ねて行きたいですね。
子供の持つ純粋さを羨ましく思い
年寄りの懐の深い言葉に羨ましく感じ
自分は純粋な心もなく懐の深い言葉もないと感じます。
もっと感情を上手く伝えることが出来るなら
もっと表現豊かに話すことが出来れば…といつも感じています。
年を重ねるにつれそんな純粋さや懐の深さが出来ていくといいな。
純粋ゆえに心にグッとくるし懐の深さゆえに言葉がなくても微笑みだけですごく幸せな
気持ちにさせてくれる。
そんな人にわたしはなりたい。
にんにん。
SHIMAYUKI
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